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遺産相続とは、 亡くなった人の財産(=遺産)を残された家族が受け継ぐことをいいます。
そして亡くなった人の財産を誰がどのように受け継ぐかについては、 すべて法律で定められています。
また法律の定めとは別に、 亡くなった人の財産を誰がどのような割合で受け継ぐかについては、 法律の定めに関係なくすべて話し合いで決めてよい、 とも定められています。
遺産相続の話し合いがどうしてもまとまらないときは、 どのような手順で解決していけばよいのか?
いつまでにどんな手続きを終わらせなければいけないか。
こんなことも、法律で定められています。
つまり「遺産相続」とは、 すべて法律で決まっている というものなのです。
「遺産相続」で一般の方があまり認識していない特徴として、 次のようなものがあります。
親に財産がないから遺産相続は関係ない、 自分は何ももらうつもりがないから遺産相続は関係ない、 と勘違いをされる方が多くいらっしゃいます。
しかし遺産相続とは、 家族の誰かが亡くなればあなたが何をどう考えようとも、 あるいは何も知らなくても考えなくても、 すべて自動的に始まってしまうものなのです。
日本を含む世界の先進国のすべてで 「成人になれば法律は知っているもの」 として扱われます。
法律を知らなかった、 という言い分がいっさい通らないのが日本という国なのです。
遺産相続の法律では、 亡くなった人のことを 「被相続人(ひそうぞくにん)」 といいます。
そして誰が「相続人」となるかは、 すべて法律で定められています。
遺産相続で受け継がれる財産には以下のようなものがあります。
プラスの財産
現金、預貯金、家、土地、車、貴金属、有価証券、家財道具
マイナスの財産
借金、連帯保証債務、未納税、未払医療費など
そしてそれぞれの財産を受け取る、 または借金の支払いなどを拒否するには、 すべて法律上の手続きが必要となります。
なお墓石や仏具など祖先を祭るための 「祭祀具」といわれるものは、 遺産相続の財産には含まれません。